DMMってどんな会社?
動画配信サービスやオンラインゲームを利用している方は、DMM.comをご存知の方も多いのではないでしょうか?
実は2013年からオンライン英会話サービスを始めて以来、年々サービスの質を高めてきているDMMは、フィリピン人講師を始め、世界122カ国以上の国の優秀な講師陣が在籍しています。
積極的な外国人講師の採用と品質向上に努め、2020年には顧客満足度・認知度1位という実績を作り上げました。
プラスネイティブプランで色んな言語と触れ合える
プラスネイティブプランを選択する事で、ネイティブ講師とのナチュラルな英会話レッスンも受けられます。
英語だけでなく、中国語、韓国語そして日本語のレッスンも同じようにして受けられるので、気軽に別の言語にも触れらるところもこのプランのいいところ。
英語学習アプリ iKnow! が無料で使える
一ヶ月プラン1,510円の英語アプリが、DMM英会話の会員登録をする事で無料で利用出来ます。
DMM英会話での実際のレッスンと並行して使いながら、いつでもどこでもスキマ学習が可能。
DMM英会話の無料体験を試してみた率直な感想
実を言うと、DMM英会話は数年前に筆者がオンライン英会話デビューに至った初めての会社です。
今回改めて体験レッスンを受けてみて先ず最初に感じたのは、数年前に比べ色んなことが格段に整理されて使いやすくなっているという事。
うろ覚えではありますが、私の記憶では講師の殆どがネイティブではありましたがトレーニングされていないというか、いつもレッスンに気まずさが付き纏うところがありました。
しかし今ではシステムや教材、講師の採用基準が上がり、初心者向けに日本人講師や人気のフィリピン人教師も在籍。
レッスンもリマインドメールからクリック一つで独自のレッスンルームに入室可能で、Skype等の通信サービスを改めて登録したりする必要もありません。
講師とのやり取りはレッスンルームのチャットでその場ですぐ出来て、メッセージや学習した内容はWebのアカウントページでまとめてすぐに見られます。
過剰な広告や新しい事をガンガン推してきたり等という事もなく、全体的に洗練された印象が持てました。
また、お助けフレーズ集やガイドラインも充実しており、初心者にも安心。
毎日更新されるDMM英会話ブログも、ちょっとした豆知識や場面別英語フレーズを紹介していたりして、結構読み応えもあって面白いです。
教材、講師、レッスンそのものや学習に役立つツール等をとっても、非常に安定感のあるサービスを受けられました。
DMM英会話の無料体験、受講の流れ
無料体験は25分のレッスン×2回、体験期間内は日本人講師とのレッスンも1回受講が可能。
ネイティブ講師とは基本的にプラスネイティブプランでしかレッスンが受けられないようです。
本会員になるとレッスンチケットが購入出来、加入プランの上限関係なく何度もレッスンが受けられます。
プラスネイティブプランも1回まで体験が可能なレッスンチケットがあるので、どうしても気になる方は本会員登録後に一度受けてみるのもいいかも。
今回の体験ではネイティブどうのこうのよりもレッスンそのものの質がどこま改善されているかを見たかった為、安心と信頼のフィリピン人講師とのレッスンを受講しました。
2回の体験のうち1回目はスピーキングテスト、 2回目はDaily News を教材としてレッスンを受けました。
そのどちらにおいても自分の基本的かつ致命的な弱点に気づかされたので、そちらにも後々触れていきます。
まずは無料会員登録からスタート。
簡単3ステップで無料会員登録は完了です。
この時点でクレジットカードの登録等もなく、有料プランに入会するまでは料金も発生しないので安心です。
ただし1ヶ月以内に2回分の無料体験レッスンチケットを消費しないと無効になってしまうので、要注意!
1回目 (25分)
ランダムですぐにレッスンが受けられる講師をピックアップし、スピーキングテストからスタート。
テストの中にもレベルと種類があったのですが、何故か特に考えもせず Advanced Level Test – Business という上級のテストを選択、それもビジネス。
専門用語もあろうに、どうした私。
自分が上級のテストを選んでいた事にレッスンを始めてから気づき、一瞬怯んでやめようかと思いましたが、これでどの程度私の英語がビジネスシーンに通用するかが分かるのならと思い、そのまま受ける事に。
結果は勿論ボロッボロ。(笑)
予想はしていましたが、自分でもちょっと恥ずかしいぐらい出来ず、最早ネタレベル。
これまでオンライン英会話で受けてきた基本的なレベル分けテストは、英語での会話そのものが出来るかどうかのテストで、基本的な会話で使われる程度の語彙力とスピーキングに対する慣れがあればそこそこ出来るものでした。
それがことビジネスとなると、題材となるものも違えば聞かれる事も違い、応用力も求められます。
要するに会社のミーティング等で話される内容がテストに出題される為、リサーチやチャートの見方とそれに対する意見を述べる必要があります。
自分が日常生活で使わないワードや触れたことのない事柄については、日本語でだって表現するのが難しいのに、それを更に英語でとなると、それはもうお手上げ。
1分程の時間を与えられ、一つのグラフについて意見を求められましたが、一体何をどう答えるのが正解なのか、見たままを言うだけでいいのかが全然分からず、なんとかひねり出してみたものの「まだ時間は余ってるよ」と言われてしまう始末。
回答への準備時間も与えて貰っておいて、たった1分の意見も言えないとは…自分の無力さとこのテストを選んだ浅はかさが憎い!
しかしこれで英会話が英語力だけの問題ではないという事の証明になりました。
頭の中がまとまっていない場合、何の言語であっても会話は成立しませんからね。
英語力は会話力、会話力は日本語力でもあります。
自分で言っていて痛いぐらい突き刺さる!
時間が来て先生から自分の現在のレベルを告げられ終了。
良い経験になりました〜(涙)。
2回目 (25 分)
先の体験で厳しい現実を突きつけられたところで、2回目は大人しく Daily News を使って自分の身の丈に合ったレッスンを受けたいと思います。
選んだのは ”University Students Interested in Stress-reducing Cats” という、生徒のストレス緩和の為大学で猫を飼う事の利害についての記事でした。
以前からDMMにも Daily News はあったと思うのですが、公式サイトのどこをどう開いたら記事が見られるのかがわからず、それもあって殆どのレッスンをフリートークで通していました。
しかし現在のDMM独自レッスンルームの機能では、画面上で Daily News の記事を開いて共有する事が出来ます。
なんと画期的!
これをご覧の方の中には「今日び当たり前だ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかしこれが分からない人には本当に分からないんです。
正直言うと、今まで他社の無料体験でも画面共有の仕方がよく分かっていなかったという事をここで告白しておきます。
今までの小さな悩みが、今回初めて解消されました。
そして実際のレッスン開始!
と言いたいところですが、こちら側の接続状態に不具合により、私からは先生の顔も見え声も聞こえていますが、先生側からは何もシグナルがないというトラブルが発生。
結構簡単な事だったのにパニックになり、何故か5分以上の時間をロスしてしまいました。
今更こんなミスを犯すとは…調子に乗ってすみません。
新しくオンライン英会話を始める時は、必ず最初に接続状況をチェックしてからレッスンに移りましょう^^;
独自のレッスンルームを使用している会社では、ほぼ必ずと言って良い程接続状況をチェックする為のページか、もしくはポップアップが出てくるはずです。
「もう慣れてるしいけるやろ」と私のようにぽいぽいスキップしていると、こうなります。(涙)
さて、ようやくレッスンが始められます。
Daily News の記事を先生と共有しながら、単語と内容を自分で声に出して読み上げた上で質問に移ります。
大学で猫を飼う事はストレスを軽減させられるという意見、貴方は賛成出来る?
私は絶対に賛成します。あるSNSで観た、教室内で猫が自由に歩き回っている動画が凄く好きで、先生や生徒のデスクを行ったり来たりしていてそれが…いや待てよ賛成は出来ないかも…
とここで、私の猫に対する偏愛から、見切り発車で出た意見が記事の内容に適していないという事に気付きます。
「大学で猫を飼う事 → ストレス軽減 = 勉学に集中できる」という事のはず。
家で猫を飼うのとは違うので、ただただ猫が教室でうろちょろしているのは(私にとっては嬉しいけれど)本末転倒だ。
その後もごにょごにょと続けた後、先生から一言。
という事は、貴方の意見は賛成という事でいいのかな?
こちらの意見が長いばかりで結論が見当たらず、先生が真をついてきました。
いやどうだろう、50/50かも…
そして未だ煮え切らぬ返答の私。
そこで先生はスパッとご自身の意見を言ってくださいました。
私は個人的には反対だわ。授業の邪魔をしてしまうようならあまり意味がないし、大学内でケアする人もいない中放し飼いなんかしたら猫にも人にも良くない気がする。
明快!
いやほんとその通り。私が間違ってた。でももし猫の特別な部屋を用意して「ストレスリデュースルーム」とでもして、お世話をする人を雇ってちゃんと管理出来ていればいいと思います。
先生が一刀両断してくれたおかげで、急に自分の意見もはっきりしてきました。
うん、それなら賛成出来る
とここで時間切れ、先生にお別れを言ってレッスンは終了。
最終的には会話のキャッチボールもなんとか上手く収まった気がする…が、1回目のレッスン同様、またしても頭空っぽで会話をしていた事に気づいた私。バカヤロウ!
そう、これが今回私が痛いほど身に染みた英会話における弱点です。
ちゃんと題材が見えていない証拠に、独りよがりな意見が突っ走ってしまいました。
私の英語学習、まだまだ初歩的なところで足踏みしているようです。
英語での会話を続けるコツは「日本語力」
実は多くの人が陥りやすい、「英語で会話が続かない」問題。
これって私がちゃんと聞き取れてないから?語彙力も足りてないし、文法が間違っていたり発音が変で相手に理解されないからかな?
こんな風に思いがちですが、実は問題はもっと基本的なところにあります。
今回の私の体験レッスンの様子を見られた方はもうお分りかと思いますが、重要なのは「言いたい事がまとまっている事」です。
質問やトピックに対しての理解が出来ていれば、自ずと回答となるものが浮かび上がって来ます。
殆どの最終的な答えは YES か NO かに収まると思いますが、そうなるまでの過程ばかりに頭が働いてしまうと、「で、結局YESなの?NOなの?」というようなじれったい答えになってしまいます。
勿論その答えにたどり着く理由となる内容もとても大事ではありますが、一番伝えたい本質は「答え」である事を忘れてしまいがち。
一見詳しく分析されているかのように見える「理由」が導き出したはずの「答え」がはっきりしていないようでは、質問の答えとしては成立しません。
袋の中身をしっかり詰めたつもりでも裏側に穴が空いていたら、中身もこぼれ落ちて結果答えは空っぽ、なんて事になってしまい、せっかく考えた物が全く意味のないものになってしまいます。
そうならない為にも、物事の内容を理解してシンプルに答えを出す事が先決です。
例えば好きな色を聞かれた場合、そこに選択肢があるとすれば「白か黒かで言えば黒が好き(答え)。ファッションでも合わせやすいし自分のイメージに合っている(理由)」と言えば簡潔で分りやすい。
そこを「白は清らかで何にでも染まるところが素敵だし、黒はスッキリとしてかっこいいよね…」のような回答では、明確な答えが見えて来ません。
それなら「どちらも好きだから選べない」と先に述べてしまった方がスマートで伝わりやすい。
文章表現として必ずしもそれが正しいという訳ではありませんが、英語の文章は要点が先にくる事が多く、基本的に会話が端的で明瞭になりやすいので、「答えを先に出して発言する」という意識があるだけで、伝わり方も全然違って来ます。
またそのトピックをよく理解している事で、自然と話題に興味を持つようになり、次へ次へと会話を繋げられるような質問、意見が浮かび上がってくるはずです。
大切なのは会話の題を理解する事と答えを明確にする事。早く答えなければと急がず、どんな言語を話していても必ず自分の考えを持つ事が会話を繋げる鍵になります。
DMM英会話のいいところ
どの会社にも負けないぐらいの質の高いサービスが受けられ、高い知名度を誇るDMM。
そんな中で、今回の無料体験で分かった特に良いと感じた点をいくつか挙げてみました。
講師のレベルが高い
合格率5%とかなりハイレベルな採用基準なだけあり、博識で人に教えるのが得意な方ばかり。
もの凄くフレンドリーというよりは、会社側のバックアップがしっかりされているのかなという印象を受ける中身のあるレッスンでした。
質問の意図をしっかり組んでくれ、それに対する答えにもプラスαの情報をくれたり会話を上手く広げてくれるので、みっちり英会話が出来ている感覚があります。
気軽にネイティブ講師とレッスンが受けられる
「ネイティブ講師だけ」「フィリピン人講師だけ」ではなく、どちらも多く在籍しているというのがDMMの強み。
最初からネイティブ講師とのマンツーマンレッスンは心配という人も、自分のペースで次の段階に進む事が出来ます。
日本人講師やフィリピン人講師とのレッスンで基礎を固め、その後徐々にネイティブ講師との会話に移る事も出来、また逆にもう一度基礎を学び直したいと思えば再びフィリピン人講師のレッスンに戻る事も出来ます。
英語だけでなく、様々な国の言葉が学べる
英語をある程度習得すると、他の言語にも興味を持ち始めるのは珍しくありません。
プラスネイティブプランでは中国語、韓国語の専門の講師とのレッスンも受けられるので、体験感覚で第三言語への挑戦も出来ます。
機能のシンプルさ◎
以前DMMを利用していた時に、粗っぽさを感じつつも続けられた良さがあります。
それは、余計なものが一切ないという事。
何から始めていいか分からなかった私にとっては、あれもあるよ、これもあるよ、あんなプランも…と色々出されては、目移りばかりして何が良いのかが判断出来なかったのです。
当時のDMMの「ネイティブと30分会話が出来る」という最大のメリットだけが手に入るという点は、私にとっては迷うところがなく、とにかく非常に分かりやすかったのです。
現在のDMMは全てにおいて改善こそなされていますが、シンプルな分かりやすさはそのまま引き継がれているようで、Webもあまりごちゃごちゃしていないし、プランも大きく2つだけ。
膨大な情報と多すぎるプランには辟易してしまいますが、ここまでシンプルだと変に迷う事もないので分りやすい。
人に寄ってはその時々に発生するイベントやセール広告なんかもマメにチェックしたりするのが楽しかったりもすると思うのですが、私にとってはそういうものが全くないぐらいが丁度良かったです。
DMMの残念なところ
オンライン英会話には会社毎にメリットデメリット、そして受講する側との相性も大きく関係して来ます。
色んな要素からどの会社を選ぶか決める為の材料として、DMM英会話に感じた残念なところも少し見ていきましょう。
ネイティブとのレッスンはプラスネイティブプラン以上の契約が必要
スタンダードプランでも111カ国の講師と話せますが、実はそこにネイティブ講師は含まれていません。
ネイティブ講師とのレッスンにはプラスネイティブプランに入る必要があります。
スタンダードプランに対応されている講師も十分実力の高い方が多く在籍されていますが、ネイティブの英語に慣れたい、ナチュラルな英語表現を学びたいという人は、自然とプラスネイティブプランに移っていくか、別のオンライン英会話サービスに流れていく可能性もあります。
プランに寄っては割と高額
一番低価格のスタンダードプランで、毎日1回×25分で月6,480円。
プラスネイティブプランだと同じ条件+ネイティブ講師のレッスンで月16,590円と、いきなりぐんと値段が上がります。
他社でもプラン毎に大きな価格の違いは出て来ますが、スタンダードでも十分なレッスンが受けられるのにここまで価格に差が出てしまう程の違いがあるかな…?とちょっとだけ感じてしまいました。
DMM英会話はこんな人におすすめ【初心者〜中上級者の実際に使える英会話を学びたい人】
講師の層や教材内容等を見ても、DMMは幅広い学習者に向いていると言えます。
子ども向け教材や旅行で使える英語集、語彙や文法を学べる教材もあるので、レベル別目的別にどんな層にもしっくりくる教材が見つかります。
内容も難し過ぎず簡単過ぎない、日本人向けのサービスで時々見られるような、日本人のレベルだけに合わせた教材だったり教え方だったりという感じもないので、既にある程度会話が出来るレベルの人も、物足りなさを感じる事はないと思います。
また、例え教材があっても合間に英語でのアドリブトークも必要になってくるので、本番の英語環境に移る前に英会話に慣れると予行演習としても最適。
DMM英会話はこんな人にもおすすめ【地道にコツコツ学習タイプ】
DMMは過度なプレッシャーもなく自分のペースで進められるので、自分でプランを立てて学習するのが得意な方に向いていると言えます。
海外赴任や留学を予定している人には、渡航前の自主学習として、空いた時間を利用してコツコツ文法や語彙を勉強しつつ会話の練習も出来るのでピッタリです。
例えば社会人3年目、仕事にも慣れて余裕が出て来て、そろそろ自分のスキルアップに何か始めたいなと思い始めた頃。
または元バリキャリで、最近子どもが学校に行き始めて少しだけゆっくり出来る時間を持てるようになってきた主婦さんにも◎。
自ら考えて学習計画を組めて、自分にあった勉強の仕方もわかっているタイプの人達には、DMMの程よく自主性を突いてくるサービスがおすすめです。
DMMオンライン英会話のまとめ
以上、DMM英会話のオンライン英会話についてでした!
自分の実力やレベルを知るためにも、いちどオンライン英会話を受けてみるのは非常におすすめです。
しっかりした英会話力をつけるには単語や文法を基礎から勉強する必要がありますが、いまの自分にどんな勉強が必要かを知るためにもぜひ一度、受講してみてください。
話すのが目的であれば、ひとりで黙々と勉強するよりもまずは思い切って、英語で話してみると視野が広がるよ!
これからオンライン英会話をやってみたいと考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです^^
最後までお読みいただきありがとうございました!