こんにちは、パラキャリ子です!
趣味を兼ねて、本業のかたわら副業で英語を教えています。
今日は英語をやり直したいけど何からやったらいいかわからへんという初心者さんが、まずはじめにやるべき英文法についてお話します!
- TOEIC940点、英検1級
- 現役英語講師(副業)
- 社内通訳・社長通訳(海外同行含む)経験あり
- 海外大学院、社会学研究科卒
- 外国人を対象に日本語講師経験あり
- 英語の他、スペイン語、ドイツ語もある程度話せる
大学3年のときTOEICで300点台だった私が、TOEIC940点、社長通訳をするまでになった話はこちら▶(準備中)
初心者さんは絶対に文法からやり直すこと!
聞き流すだけで英会話ができるCD、「とにかく会話の経験が大切」とうたう英会話教室、ネイティブスピーカーさんとオンラインで会話ができるアプリ、今や本当に色んな英語教材ががありますね!
これらの勉強法がどうなのかは他の記事でご説明するとして、まったくの初心者さんに上のような英語の勉強法は絶対におすすめできません!時間とお金のムダだと断言できます!
実際に私が英語を教えたことのある方にも、こういう方がいはります。
海外旅行が好きで、旅先で英語を話したいと思って英会話教室に入会したんやけど… 3年通ってるけど全然しゃべれへんねんなぁ…
謙遜かと思いきや、私の外国人の友達と一緒に会ってみると、本当に驚くほど話せない…
“How are you?”” Where are you from?”どまりです。
なぜ?
英語の基礎がないからです。
英語の土台になる英文法、英単語をきっちり覚えてから3年英会話教室に通えば、中級以上の英会話はできるようになっているはずです。
英会話教室に通ったり、オンライン英会話をやってみたりする方が英語やってる感はありますが、それは3ヵ月我慢して、はじめの3ヵ月はちょっとしんどいですが独学で英文法と英単語を徹底的に覚えこむ期間を作りましょう!
オンライン英会話や英会話スクールを始める方がモチベーションが続くという方は、並行して始めるのも方法のひとつです。
文法本はこの3冊がおすすめ!
私が初心者さん対象に英語を教えるとき、まずこの3冊のどれかを選んでもらいます。
この中にある本であれば、どれでも、日常会話に困らないレベルの英語力がつけられると私が保証します!
実際に、みんな初級英会話はできるようになったよ!
2~3回はくり返して自分のものにすることが大切!
①Basic Grammar in Use
世界で一番有名な英文法の勉強本です。私自身、イギリス人の先生にすすめられてこの本で勉強し直しました。
最近改めて京都で一番大きな書店へ行き、書店ランキングとamazonの売上ランキング上位に入っている英語本を片っ端から見てきましたが、やはりこの本の右に出るものなし、と感じました。それくらい王道。
ただし、全部で113章とかなりボリュームがあり、日常英会話が目的であればそこまで必要でない項目も多い。
また、すべて英語で日本語が一切書かれていないので、それだけで拒絶反応がある人にはおすすめしません。
英語ばっかりなんはちょっと抵抗あるな。。
それにこのボリューム… これは正直覚えきれる自信が本見た時点で全然ないです。笑
たしかに、そやと思う。笑
私も大学院の英語試験のために必死でやったけど(そして当時は20歳ちょい!)、いまやったら無理やわ。仕事しながらではよほど覚悟がないと難しいかもね。
- まずは初級英会話が目標やけど、いずれ中級、上級を目指したい
- TOEIC、英検などのスコアアップを目指したい
最低限の英会話を目指す人には不要な文法項目も含まれていますが、英語の文法を一通り理解するにはこの文法本くらいの知識は絶対に必要。
高いレベルを目指すのであれば、はじめからこのシリーズのBasicはたたきこんでおかないとあとで逆に苦労します。(やっておくと、必ず土台の力がつくのであとですごく楽に思えるときがきます。)
②Jump-Start! 英語は39日でうまくなる
この本は、コンパクトでわかりやすく、なかなか時間がとれない方にもおすすめです!
新書サイズで持ち運びも簡単。
基礎の基礎、という感じなので中級以上を目指すなら少し物足りなさはあるかもしれません。
中級以上を目指したい方は、まずこの本をマスターして次、という形で使うのがおすすめ。
「これ1冊やりこんだ」と自信をつけるのにも最適な1冊です。
端的でわかりやすく、厳選された例文は、どれも質がよくて実践に活かせます。
39章しかなくページ数も少ないので、初心者が覚えこむのにはちょうどいい量。この本に載ってるフレーズ約350文を覚えてしまえば、あとは運用力さえつければ英会話力は飛躍的に伸びると断言します!!
私は最低限話せるようになりたいだけやし、毎日仕事やから勉強できても1日1時間くらい… やしこの本で勉強することにする!!
働きながら勉強するって大変やもんね。ゴールが初級英会話なんやったら、コンパクトで覚えやすいこの本が一押し!!
- 初級英会話が目標
- 短期間で、ある程度話せるようになりたい
- 何から手をつけていいか全くわからない
海外旅行で聞きたいことを聞く、外国人に道を聞かれた時に教えられる、くらいのとりあえず最低限の初級英会話ができるようになるのが目標であれば、この本がベスト!
③なりきり英語音読
こちらの本も、基本構文を各章で説明しながら、様々な使いまわしを合わせて勉強できる良書です。
文法本として使える上に、次のステップである音読やリスニング教材としても使えるので1冊で2役3役と使い込むことができそうです。
文法本はこう勉強する!
選んだ本を信じよう
どの文法本にするか決まりましたか?迷ったら、サイトの試し読みページや本屋さんで、実際に中身をしっかり見てみてください。
私が何十冊とある文法書の中からたった3冊に選びに選んだので、この中であれば、どれを選んだとしても大丈夫!
一度決めたら、読み進めてから「やっぱりあっちにすればよかった…」と迷ったり2冊に手を出すのではなく、とにかく信じて最後までやり切りましょう!
文法本は完璧に暗記する
本に書いてある内容は完璧にすべて覚えきってください。構文、単語、すべてをきっちり理解して、自分のモノにしてください。
えええ…そんなん自信ない… 英語のテスト勉強でもそこまでしたことないし… もう30代やし記憶力も自信なし。泣
かなが選んだ文法本は、39章で例文は各10文の全部で約390だけ!
それやったらできる気しーひん?ページ数にしてたったこんだけ!(めっちゃ薄い!)
実際、私は113章まであるEnglish Gerammer in Useを3回、やりました。構文、出てくる英単語、すべて覚えました…!
学生であっても正直、大変でした。。
English Gerammer in Useは正直、例題も問題数も多いので3回やるのはかなりしんどいです。ですが、この本を本当にモノにするにはそれくらいの覚悟が必要。
でも、逆に言ってしまえば、たった1冊でいいんです。迷わない。それだけやる。シンプルです!
1冊きっちりやり終えたころには、頭の中がとてもすっきりしていると思います。(そうでないなら、まだきっちり覚えきれていない証拠!)
文法本という形で手元にいつまでも残るので、折に触れて何度も見返すことができるし、自分の英文法の知識が形としてそこにある、というような感覚を持ってもらいたいです。
文法はアプリでも勉強できる?
個人的にはおススメしません。アプリでの文法、単語の勉強法は、基本的に問題を解く形式。
基礎力がない状態で、難易度が低いとはいえいくら問題を解いても、それが文法の理解や定着にはつながりません。
まずきちん例文を覚えこむこと。アプリでの勉強をしたいのであれば、例文を覚えこんだあとが効果的です。
文法と合わせて英単語も覚えよう
文法を理解し、覚えただけでは話せない。平行して必要なのが英単語です。
英単語の勉強法については別の記事でご紹介しますが、文法を勉強しながら英単語も併せて暗記してください。
すでにお伝えしたように、英語の勉強は、いちばんはじめに英文法と英単語をきっちり覚えてしまわなければなりません。覚えた英文法や英単語をつかってリスニングのトレーニングをしたり、会話の練習をするのは次のステップ!
文法本に出てくる例文、問題文をすべて覚えることで、単語も併せて全部覚えてしまいましょう!
英文法の勉強まとめ
今回は、初心者さんが英語をやり直すという時に、最も重要な英文法の勉強についてお話しました。
選んだ文法本を、単語も含めてすべて暗記できるくらいに頭にたたきこめれば、初級英会話ができるまでの道のりの7割は進んでいると思ってもらって問題ありません。
あとは、リスニングとスピーキングの運用力を付けるトレーニングだけ。
地道な独学の暗記作業はここまでです。
もちろん英会話の勉強を進める上で、英文法には何度も立ち返ることになると思いますが、1冊しっかりやりきった後なら大丈夫。
ああ、あの章に書いてあったな、例文ではこんな使い方をしていたな、と思えるようになったらゴールはすぐそこです!
英語をやり直したい、英語が話せるようになりたいと思っていらっしゃる方の少しでもお役に立てることを願っています!
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