宅配弁当のnosh(ナッシュ)に添加物は使われてるの?子どもに食べさせても安全なのかな?
そんな疑問のお持ちの方へ。
まず結論からお伝えすると、「NOSH – ナッシュ」の宅配弁当には添加物が使われています。
メニューをすべて確認してみたところ、危険度の高い合成添加物から、ほぼ安全性に問題がないとされる天然添加物まで、色々な添加物が使われていました。
おそうざい系の食品としてはごく普通のものばかりですが、中には避けた方がいいものもあると感じました。
nosh(ナッシュ)は注文するときに、アプリからでもサイトからでも原材料をかんたんに確認できるので、添加物が気になる方は避けたい添加物が入っていないメニューを選べば安心して利用できます!
こちらの記事では人気メニュー5つの原材料を実際にご紹介し、入っている添加物とその特徴、危険度について解説していきます!
- 食品メーカーで商品開発を10年やってる会社員。2歳の娘を持つワーママです。
- 添加物や農薬にうるさく、購入するものはすべて原材料を詳しく確認するのがルール。
- 食品表示検定(中級)、調理師免許を持ってます。
nosh-ナッシュ宅配弁当にはどんな添加物が使われている?人気メニュー5つの添加物をすべて確認!
人気商品5つから実際に使われている添加物は何かを書き出してみます。かたよりが出ないように、パン屋スイーツのカテゴリーからも選びました。
危険度が高いと考えられる添加物にはピンクの線、危険度がやや高いと考えられる添加物には黄色の線を引きます。
今回は私が仕事上でも辞書代わりに使っているこちらの本をもとに危険度を解説します。
きのことチーズのトマトハンバーグ(人気No.2)
調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、安定剤(加工でんぷん)、セルロース、着色料(カラメル色素、カロチノイド、コチニール)、増粘剤(キサンタン、グァー、加工でんぷん)、グリシン、カゼインNa、酸味料、増粘多糖類、pH調整剤、くん液、酸化防止剤(V.C)、甘味料(スクラロース)、香辛料抽出物、香料、発色剤(亜硝酸Na)
添加物の危険度:★★★★☆
旨だれペッパーチキン(人気No.4)
調味料(アミノ酸等)、加工デンプン、酸味料、ミョウバン、甘味料(スクラロース)、増粘多糖類、香辛料抽出物、pH調整剤、着色料(アナトー色素、カラメル色素)、V.B1
添加物の危険度 ★★☆☆☆
ほっこり肉じゃが
調味料(アミノ酸等)、甘味料(スクラロース)、炭酸Ca、ミョウバン
添加物の危険度 ★☆☆☆☆
バターロール
加工でん粉、増粘多糖類、乳化剤、甘味料(スクラロース)
添加物の危険度 ★☆☆☆☆
ロールケーキプレーン
加工澱粉、膨張剤、乳化剤、アラニン、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、甘味料(アセスルファムK)、甘味料(スクラロース)、香料、メタリン酸Na、増粘多糖類
添加物の危険度 ★★★★★
以上、人気の5メニューをまとめると、このように言うことができます。
- きのことチーズのトマトハンバーグ
- ロールケーキプレーン
- ほっこり肉じゃが
- 旨だれペッパーチキン
- バターロール
その理由を次の章で解説します!
nosh-ナッシュ宅配弁当|人気メニュー5つに使われている添加物を解説します
さて、人気5メニューの添加物を書き出して危険度の目安をお伝えしたところで、どの添加物がどのように危険なのか解説していきます。
発色剤(亜硝酸Na)
亜硝酸Naは、ハムやソーセージなどの色を赤くきれいに発色させるために使う合成添加物。毒性が強く、発がん性の可能性があるとの報告もなされています。
渡辺雄二:「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物より抜粋
スーパーに並ぶハム、ソーセージ、ベーコンなどのほとんどに使用されています。ファミレスやカフェで食べるハム、ソーセージにもほぼまちがいなく使われています。(見た目がよくなるから!)
個人的には絶対に摂りたくない添加物のひとつです。
甘味料(スクラロース)
1999年に認可された新しい添加物。非常に分解されにくい化学物質で、人間の体内に取り込まれた場合、ホルモンや免疫のシステムを乱す心配があります。
渡辺雄二:「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物より抜粋
noshの宅配弁当は、糖質(カロリー)を抑えるために、ほぼすべてのメニューにスクラロースを使用しています。
アクエリアスやカフェオレなど、ペットボトル飲料にもよく使われています。
スクラロースを摂りたくない人は、noshは利用すべきではありません。
甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)
アスパルテームは新生児がとると、脳に障害が起こることがあります。
渡辺雄二:「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物より抜粋
複数の研究者によって、アスパルテームが脳腫瘍をおこす可能性があることが指摘されています。
甘味料(アセスルファムK)
2000年に認可された新しい添加物です。砂糖の約200倍の甘味度があります。
渡辺雄二:「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物より抜粋
マウスに大量のアセスルファムKを与えた実験では、けいれんが見られ、死亡したものにはa胃粘膜の出血や肺のうっ血が見られました。あ
あまりにも項目が増えてしまうので、その他の危険度がそれほど高くないとされる添加物については詳細解説は省略します。ご興味のある方はこちらのサイトか本で調べてみてください。
nosh-ナッシュ宅配弁当の添加物は、低糖質だからこそ増えている
nosh(ナッシュ)宅配弁当の魅力のひとつは「低糖質であること」です。
ダイエットしたい人、糖質制限が必要な人にとってはありがたい商品設計ですが、ごく普通の人にとってはそれがデメリットになることも。
たとえばnoshのロールケーキは砂糖のかわりにカロリーゼロの人工甘味料をつかうことで、糖質・カロリーを抑えています。
その代償として、わりとリスクが高いとされる人工甘味料を使った商品になっているんですね。
人工甘味料ではなく砂糖を使用していれば、糖質は上がる代わりに添加物は減らせます。
何を魅力に商品を買うかにもよりますが、ひとりのママとして言わせてもらうと、低糖質でなくていいので添加物が少ない方がいいなぁと感じます。
添加物には有害なものも無害なものもある!
添加物といっても合成添加物から天然添加物まで幅広い添加物があり、中には添加物と名前こそつくものの、まったく有害でないものもたくさんあります。
なので、
添加物が入っている=悪いもの、ダメなもの
という考えかたは正しくありません。
大切なのはどのような添加物が有害で、摂取することを控えるべきか
をきちんと理解しておくことです。
nosh(ナッシュ)の味方をするわけではありませんが、noshの宅配弁当に使用されている程度の添加物は、町のお弁当屋さん、ファミレスのランチにはほぼまちがいなく入っています。
さらにコンビニ弁当やスーパーのおそうざいになると、長い時間店頭に並ばせるために保存料も追加で加わってきます。
食品添加物を日常的に見ている私の意見としては、コンビニ弁当やスーパーのおそうざいこそまず避けるべきで、その点では、作ってすぐ瞬間冷凍される宅配弁当は添加物の比較的少ない食品であるということができます。
また、コンビニの菓子パンやおにぎりも、危険な添加物が多いです。
お腹が減って晩ごはんが待てない子どもにこういったものをまずあげるくらいなら、親子いっしょにラクしてnoshの方が、ずっと安全だと食品開発やってる私は思います。
そうはいってもnoshのメニューのほぼすべてにスクラロースなどの人工甘味料が使われています。人工甘味料をNGとされる方は、noshは購入すべきではありません。
ネット上では添加物が入っている方が食中毒のリスクが少なくなって安全!などと書いているサイトもありますが、noshは保存料はほとんど使っていないのでそれにはあてはまりません。
自分や子どもの体、健康を大切にしたい人は、最低限の知識はつけて自分を守ってくださいね!
nosh-ナッシュ宅配弁当の添加物まとめ
nosh(ナッシュ)の宅配弁当には
- 危険度の高い添加物を使用しているメニューがある
- 人工甘味料がほぼすべてのメニューに入っている
- 保存料系の添加物は使われていない
私の結論としては、
nosh(ナッシュ)の宅配弁当はメニューを自分で選ぶことができるので、納得できるメニューだけを選べばとてもよいサービスです。
ですが、低糖質であるがゆえに、ほぼすべてのメニューに人工甘味料が使われているので、人工甘味料を摂りたくないという人にはおすすめできません。
添加物の議論は奥が深いです。日常的にお店で食べるごはんやスイーツは何が入っているかわかりません。
神経質になりすぎず、でも必要な知識はきちんとつけて食べるものを選びたいですね。
以上、nosh(ナッシュ)の宅配弁当の添加物について知りたい方のご参考になれば幸いです!
\noshのレビューはこちら/
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